信用取引etc..

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

信用取引で株を買っている状態を「買い建て」、買い建てで保有している状態になっている株のことを「買い建玉」、買い建てをしている人のことを「買い方」という。

 

買い建玉は証券会社名義のため、配当も優待もない。しかし買い方は配当金相当の「配当当落調整金」を受け取れる。「売り方」は支払う。この受け取りと支払いは決算日の三、四ヶ月後。(一般の株主と同じタイミング)売り手は残高注意。

 

買残=買って売り戻し待ち

売残=売って買い戻し待ち

取組倍率=信用買残高 / 空売り残高 1倍台or割ってくると株価上昇しやすい、2倍3倍は逆

 

建玉信用取引で反対売買がまだの未決済契約の総数

信用取引は2つある。どちらも売り建てなら配当金を支払い、買い建てなら受け取る。

1. 「制度信用取引」約定日から6ヶ月目までに戻す。6ヶ月目が休場なら前営業日が期日。

2. 「一般信用取引」これは長期間。証券会社との合意で自由に決められる。

1、2の大きな違いは金利貸株料と、対応銘柄数

 

信用取引の戻す決済は反対売買以外に、現物取引も可能。

信用買いなら、売り返済or現引き。現引きは株式を持っておきたいため

空売りなら、買い返済or現渡し。現渡しはつなぎ売りのため

 

逆日歩空売りが支払い、買いが受け取る。逆日歩制度信用取引のみ。

空売りが信用買いよりも大幅に増えると発生。

逆日歩発生で、買い戻しニーズ増加のため、株価は下がりにくい。

 

空売り残高比率=空売り残高X株 / 1日の出来高Y株 *100

つまり空売りの買い戻しが株価に与えるインパクトは、1日の出来高が低い銘柄ほど大きい

 

騰落レシオ...空売りに適した地合いかを判断する指標の一つ。マーケット全体の過熱感を表す

中期売買の5日騰落レシオ、長期売買の25日騰落レシオがあり、

○日間の値上がり銘柄数を値下がり銘柄数で割った比率

レシオの上昇→値上がり銘柄が増えている。120%以上になってきたら目先的に反落する可能性が高い。

 

信用買残の水準は銘柄ごとに異なる。信用買残から信用売り残を引いた残高が、日々の出来高の2倍を超えてきたら、少なからず需給に悪影響を与える。

移動平均乖離率が上下5%を超えて乖離したら戻るという捉え方→上方に乖離したら空売り

 

空売りする銘柄の選び方

上値抵抗ラインと下値指示ラインによるトレンドラインがどちらも下向きで、かつ株価が移動平均線を下回っていれば、株価が一時的に反発した時の空売り候補銘柄となる。

先の乖離率上方5%も候補(上がりすぎたため下がるという見方)

信用買い残の増加ランキングを確認、買残ー売残が日々の出来高の2倍以上の水準にある「将来の売り圧力が強い銘柄」をピックアップ。そして乖離上方5%に絞る。

※信用貸借区分が「貸借」でOK。51単元以上の注文は別途注意必要。分散注文も不可。

 

売り禁...空売りが増えすぎて空売り禁止になること

逆日歩に買いなし。売り禁に買いなし。=売りが殺到=業績不振や割高だからやめておけ

でも空売りの買い戻しが行われるため急騰することもよくある。

 

スイングトレードに向く銘柄は出来高の高い(売買したい時に売買できる)流動性のあるもの

日経225は流動性が低い銘柄もある。時価総額流動性の高いTOPIXの方が向く。

 

逆日歩の満額(逆日歩なし)=入札なしに株不足が解消すること。

零銭=入札した結果、無料応札により株不足が解消すること。

 

逆日歩の計算

受渡日は約定日の2営業日後。

逆日歩の日数は、空売りした日の受渡日から、決済した時の受渡日の前日 までの日数

上限となる最高料率が定められている。売買単位と貸借値段によって決まる。

逆日歩が発生しても株不足が解消しない日が続くと、最高料率は2~10倍になる。10倍となるのは極めて異常な貸株超過状態が生じている銘柄などの場合。

逆日歩を上げることでどうしても株を借りたい人にした貸さないようにする。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー